泉北7020系電車

高いんだけれど安っぽい 

7000系

平日朝に2本のみの10連区急運用に就く7020系。(天下茶屋駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度 120km/h
・運用線区・・・・・・泉北高速線・南海高野線(なんば〜中百舌鳥)

7020系は2007年に登場した通勤型電車。老朽化の色が見えていた3000系を置き換えるために製造された。

6連・4連・2連が在籍し、6連から10連まで自在に編成を組む。

大体は7000系ベースなのだが、前面の貫通扉はプラグドアをやめて普通のドアになったほか、灯火類が全て一体化されて腰部に集約された。

車内は吊革が丸型から三角型に変わったほか、座席端の袖仕切りが関東の通勤電車に見られるような大きな板になり、扉上には南海・泉北を通じて初めての採用となるLCDモニタによる車内案内装置を装備した。ちなみにドアチャイムの音程が少し上がってなんだか気持ち悪い音になっている。

新機軸を多数採用したこともあって、製造費用はかなり高くついたのだが、扉の内側が化粧板無しで金属剥き出しであったりと、妙なところでコストダウンを図っており、高いのになんとなく安っぽい仕上がりとなっているのが残念なところだ。

2007年に6連1本が、2008年に6連・4連・2連が1本ずつ製造され、それぞれ3000系を置き換えたのだが、泉北高速自体の売却計画もあってかそれ以降増備は止まっており、少数派に留まる結果になっている。

●走行音

・7523F#7121(準急 なんば行き) 堺東〜天下茶屋 (6min47sec 6.2MB)
…IGBT制御の車のなかでは個人的に比較的好きなほうな音ですね。純電気ブレーキの最後の「プーン」って音がいい。


・泉北高速鉄道車両図鑑トップページ 
・鉄道車両図鑑トップページ    
・Hanwa Network Stationトップページ

inserted by FC2 system