大阪市交30000系電車

新20系の後を受ける共通仕様車になれるか・・・? 

30000系
30000系。製造からわずか1年にして方向幕がフルカラーLEDに換装され、3色LED表示は過去のものとなった。(谷町6丁目駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度・・・・・・70km/h
・運用線区・・・・・・谷町線・御堂筋線・北大阪急行南北線

谷町線にしぶとく残る30系の置き換え用として、2009年に製造されたのがこの30000系だ。

従来の車両とは内外装ともに大きく異なり、大阪市営地下鉄の車両としては初めてLED方向幕を本格的に採用(それまでは70系の側面にこじんまりしたものがついているだけだった)したほか、将来のホームドア設置に備えて、腰部に加えて車体上部にもラインカラーを配置、さらに号車番号をスリットで大きく描いた。

車内には大阪市営地下鉄で初めてLCDによる車内案内装置を設置(ちなみに他社でみられるデザインではなく、表示の様式は大阪市交オリジナルのものである)するなど、その意気込みは大きなものだった。

2009年の第1編成デビューの後、1年の様子見があり、2010年からは2、3、4編成が相次いでデビュー。これら増備車は方向幕がフルカラーLEDに変更され、第1編成も製造からわずか1年にしてフルカラーLED化された。

2011年には10系のうち、インバーター制御化さなかった車両の置き換えのために御堂筋線にも投入が開始された。こちらは当初からフルカラーLEDの方向幕を装備しているほか、前面デザインが若干変更されている。

30000系御堂筋線
2011年にデビューした30000系御堂筋線仕様。(緑木検車場(イベント時に撮影) 撮影:ムーチョ)


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