南海7100系電車

7000系の両開き仕様。使い勝手はいいのだが・・・ 

7100系

オールマイティーに何でもこなす7100系。高架化工事の進捗により、ここを走る姿はもう見られない。(羽衣駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度 120km/h
・運用線区・・・・・・南海線・空港線・和歌山港線・多奈川線・加太線
・元運用線区・・・・高野線・天王寺線

1000系は1969年に登場した通勤型電車。扉が両開きになり、その分窓割が変更になったが、基本的に7000系と大差ない。

1次車(〜7117F)は非冷房だったが、2次車からは冷房を搭載して登場した。

1989年より更新工事が実施される。2次車以降はドアエンジンの交換、化粧版の変更、シートモケットの変更が施されるが、1次車は冷房化されただけで車体更新は行われなかった。そして1992年の1000系登場によって先輩の7000系より先に廃車対象となり、1次車は2003年に全車引退となる。この時発生した台車が6100系の6300系化改造の際に使用されたり、CPが2300系に流用されたりしている。

この7100系は7000系と違い、車体更新時に1C8M化されなかったため、4連単独運転が可能であり、4両編成の普通に乗るとまず間違いなくこの電車が来る(他に4連運転が可能なのが1051Fと1000系2+2連2本、8000系4本の7本しかいないのだから当然だが)。

2007年改正により、4連普通の6連化、8連優等の6連化が進み、7100系も6連を組むようになったほか、わずかに残った8連運用の難波方先頭に入るようにもなったため、和歌山方先頭車には女性専用車両ステッカーが貼付された。

2連は6連・8連の増結用のほか、一部はワンマン改造されて多奈川線・加太線・和歌山港線(中間3駅廃止により現在は運用無し)の支線運用に入っている。このワンマン編成はときたま4連の中間に押し込まれる形で本線の6両編成の増結編成として運用に入る。

1999年に住之江検車区で7161Fが車止めを突き破った事故が発生、難波方2両が廃車となった。この時残された和歌山方2両は2連の7123Fと組んで4連固定編成扱いとなっており、さらにワンマン編成を中間に押し込んで6連で運用されることが多い。


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