南海30000系電車
正真正銘の高野線のエース
高野線の特急といえばやっぱりこの顔。(我孫子前駅 撮影:ムーチョ) ・最高速度…100km/h 30000系は1983年に登場した特急型電車。橋本以南への乗り入れを可能にするため、17m車体で製造、4連2本が在籍する。 乗客に与えるインパクトはやはり強く、31000系が登場した後もCMには必ずこの30000系が出る。 製造から長らく、間合い運用で僅かに「りんかん」に入る以外はほぼ「こうや」専用で運用されていた。 転機は1999年に訪れる。 31000系が登場し、それまで連結器すら装備していなかった30000系にも連結器が取り付けられ、31000系や、全く仕様の違う11000系とも連結可能になったことから、ラッシュ時を中心に「りんかん」運用も激増し、一気に汎用特急の色が濃くなる。(ちなみに個人的には連結器がついた今の姿の方がかっこいいと思っている) ただ、ラッシュ時には運用の巡り次第では30000系同士を繋いだ堂々8連運用を見ることも可能で、これはなかなかかっこいい。 なんだかんだ言って、今でも高野線の看板列車であることには変わりなく、まもなく製造から30年が経過しようとしているが、まだまだ走っていてほしい車両ではある。
●基本データ
・運用線区・・・・・・高野線