南海12000系電車

2代目「サザン」 

12000系

8000系にそっくりな12000系。和歌山方先頭車の貫通扉には前面装飾が行われている。(貝塚〜二色浜 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度…120km/h
・運用線区・・・・・・南海線・和歌山港線

12000系は2011年に登場した特急型電車。10000系を置き換えるために製造された。

10000系の車齢は25年ほど、4連化の時に新造された中間車は15年強と比較的若いのだが、特急専用車だけに高速走行が続き、走行距離がのびていること、一部機器類を旧1000系から流用していることから老朽化が進んできているため、この12000系によって置き換えられることが決定した。

12000系は8000系をベースに特急型としたもの。8000系・1000系と併結運転が可能だが、営業運用時には相方はほぼ8000系固定になるものと思われる。

構体も東急車輌標準の「通勤型車(!)」のものを軽く設計変更しただけであり、前面デザインも8000系とほとんど変わりない。さぞかし編成の一体感が整うことでしょう。悪い意味で。

側面は新CI採用以後続いてきた塗装から脱却。車体上部の帯を廃し、腰帯は帯というよりは車体の下半分が全部帯になったというところ。車体下部には「SOUTHERN PREMIUM」というロゴが入ったのだがフォントが安っぽくてインドネシア辺りを走ってそうな雰囲気になってしまっている。

2号車・3号車には業務用扉なのか、将来の増設を考慮したのか、黒く塗装されたドアがあるのだが、隠すならもうちょっと真面目に隠さないと格好悪い。

何が言いたいのかと言うと、個人的にこの車輌は大嫌いだ。

12000系難波方先頭車

難波方先頭車は営業運転時は自由席車と併結するため先頭には出ないので前面装飾は無い。(羽衣駅 撮影:ムーチョ)


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