近鉄5820系電車

LCカーのシリーズ21バージョン 

5820系

奈良線所属の車両は全編成が阪神線直通対応改造を受けている。(河内小阪駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度 110km/h
・運用線区・・・・奈良線・京都線・橿原線・天理線・大阪線・名古屋線・山田線・鳥羽線
          阪神なんば線・阪神本線(尼崎〜三宮)

5800系は2000年に登場した通勤型電車。「シリーズ21」のL/Cカーバージョンであり、奈良線系統に6連5本、大阪線に6連2本が在籍している。電算記号は5800系に続いて奈良線の車両はDH、大阪線の車両はDF。大阪線用の車両にはトイレが設置されており、長距離運用にも対応する。

1997年に登場し、好評を得ていた5800系に続いてデュアルシート(詳細は5800系の解説で既述)を採用したLCカーとなった。塗装もシリーズ21に共通する白とベージュ色の間に黄帯が入った塗装となり、雰囲気を一新した。

2009年に阪神なんば線が開業すると、奈良線系統に在籍する5本は全編成が阪神直通対応改造を受けたため、それらにはL/Cステッカーに加えて水色の直通対応車であることを示すステッカーも貼られるようになった。

ちなみに、乗り入れ開始当初の規定では、直通列車の運用に入る際にはロングシートと定められていたのだが、クロスシートでも意外と捌けることに気付いた近鉄と阪神はその後クロスシート状態での乗り入れも行うようになった。ただし阪神の乗務員には座席転換の方法は教育されておらず、乗客自分で座席を方向転換する必要がある。


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