近鉄22600系電車

続・「Ace」 

22600系

22000系よりさらにスズメバチに近づいたような気がしないでもない。(俊徳道駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度 130km/h(30000系以前の車両と併結運転を行う場合は120km/h)
・運用線区・・・・奈良線・京都線・大阪線・名古屋線・山田線・鳥羽線・志摩線

22600系は2009年に登場した特急型電車。12200系の置き換え用として製造された。4連と2連が在籍し、4連の電算記号はAFで、2連はAT。

22000系の後継となる車両のため、愛称は引き続き「Ace」となった(ただしcとeは小文字)。

IGBT-VVVF制御を採用、22000系と同じく電気指令式ブレーキ装備ながら、ブレーキ読替装置の搭載で旧型車両との併結も可能である。22600系単独編成と、22000系同士または22600系との併結時には130km/hでの走行が可能だが、30000系以前の車両との併結時にはブレーキ性能の違いから最高速度は120km/hに制限される。

前面デザインは22000系をベースに、前面の黒塗り部分が拡大して天井まで回りこむようになった。側面方向幕は三色LED、前面方向幕はフルカラーLEDに変更され、「阪神三宮」表示にも対応している(ただし乗り入れの計画は具体化していない)。

車内は21020系で好評であったゆりかご型シートを引き続き採用、汎用特急車としては初めて伊勢方先頭車に喫煙コーナーを設置したうえで客室内を全面禁煙とした。このため、30000系以外は基本的にどの車両が来るか分からない近鉄の一般特急にあって(座席数の違いなどで判別可能ではあるが相当の知識がないと難しい)、22600系だけは全車禁煙であることから特急券購入時に判別できる。


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