近鉄21020系電車

新・アーバンライナー 

21020系

名阪直通特急運転開始50周年の装飾をされた姿。(大和八木駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度 130km/h
・運用線区・・・・奈良線・京都線・大阪線・名古屋線・山田線
・元運用線区・・・鳥羽線・志摩線

21020系は2002年に製造された特急型電車。電算記号はUL。21000系にやや疲れが見えはじめていたことから、その更新工事の間の穴埋めとして6連2本が製造された。21000系とは異なり増結車の製造はない。

21000系と比べてインテリアは大幅に進歩しており、21000系の更新メニューもこの車両に準じたものになっている。駅停車前後にはデッキで音楽が流れ、また芳香剤でヒノキの香りが・・・などと、とにかく金がかかっている。

足回りは「シリーズ21」に準じており、最高速度は130km/hと21000系に合わせている。

21000系が全電動車方式であったのに対し、こちらでは3M3T組成となっている。それでも21000系と同等以上の性能があるというのは、まぁ技術の進歩というものだろうか。なんにしろ、穴埋めとして2本しか製造されなかったのがもったいないくらいレベルの高い車両だ。

2編成2運用のフル稼働のため、検査時には21000系により代走される。2008年には津新町駅付近を走行中の21022Fの横っ腹に軽自動車が突っ込み大破、当該編成は実に3ヶ月もの間運用離脱して修理を受けていた。この間は21020系運用を21000系が代走し、代わりに車両が足りなくなる21000系の運用のうち、1日を通じて名阪甲特急に充当されない運用を12200系などの汎用特急車が代走することでなんとかしのいでいた。

2007年には名阪特急運転開始60周年を記念する装飾が、2009年には名阪直通特急運転開始50周年を記念する装飾が施された。


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