近鉄16000系電車

「デッキレス」特急車 

16000系

南大阪線系統の特急車は利用客数を反映して2両と小ぶりな編成。(高見ノ里〜河内松原 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度 110km/h
・運用線区・・・・南大阪線・吉野線

16000系は1965年に製造された特急型電車。大阪阿部野橋〜吉野の特急用に製造され車両。南大阪線系統初の本格的な特急車となった。4連1本、2連4本が在籍し、電算記号は2連・4連ともY。

4連は見かけ上は4連だが、性格には2+2編成である。ただし、2両目と3両目は普通の中間車であり、2連に分割して走行することはできない。

走行性能は6000系に準じており、変態性能の車両が多い近鉄特急の中にあって、数少ない普通の性能の電車だ。内装もちょっとアレな部分が多く、初期の3本はデッキすらなかった。

16400系の投入で廃車が開始、1997年〜2002年に廃車された3本は大井川鉄道(ここにデッキのない車両が含まれる)に譲渡されるが、2005年に廃車された16004Fのみは解体となった。さらに後継となる16600系が製造され、いよいよカウントダウンが始まった。


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