近鉄12200系電車

最多勢力もついに置き換え対象に・・・ 

12200系

営業最高速度は120km/hだが、性能的には160km/h出せるというバケモノじみた性能だった。(大和八木駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度 120km/h
・運用線区・・・・奈良線・京都線・橿原線・大阪線・名古屋線・山田線・鳥羽線・志摩線
・元運用線区・・湯の山線

12200系は1969年に製造された特急型電車。電算記号は2連がN、4連がNS。

この車両「スナックカー」と呼ばれているのだが、これにはちゃんとした所以がある。先頭車の運転席直後に現在のビュッフェに近い売店があり、そこで飲食物などを購入できたことから、「スナックカー」という、愛称がついた。現在はスナックコーナーは廃止され、その部分も客室として使用されている。

営業最高速度は120km/h、設計最高速度は実に160km/hであり、当時の在来線鉄道車両の性能としてはバケモノとしか言いようのないものであった。また、それまで、それからに登場する特急型電車との併結運転が可能であるため、使い勝手のいい汎用特急車として標準軌線全線を走り回っている。

製造当初は2連であったものの、後に中間車が増備されて4連、6連となる編成もでて、最終的に160両余りが製造される大所帯になった。

22000系製造開始から徐々に置き換えが始まり、6連は既に全廃。また、2009年より22600系が製造され、ついに本格的な置き換えが始まった。


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