近鉄1020系電車

奈良線汎用VVVF車のはずがあまり数が増えず・・・ 

1020系

8000系列の後継として登場するものの、そこまで大量生産はされなかった。(大阪上本町駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度 110km/h
・運用線区・・・・奈良線・京都線・橿原線・天理線・生駒線・阪神なんば線・阪神本線(尼崎〜三宮)

1020系は1991年に登場した通勤型電車。8000j系列の後継となる奈良線・京都線用の通勤型電車であり、1230系列の4連・6連バージョン。4連10本・6連4本が在籍する。1993年に登場した1026F以降の編成は1026系として製造された(ただし1030Fは欠番。理由は後述)。電算記号は4連がVL、6連がVH。

4連のうち、1035Fを除く9本が生駒線対応のワンマン改造を受けているが、生駒線専用車というわけではなく他線区でも幅広く運用される。このワンマン改造車のうち、1021F〜1025Fは1021系、1031F〜1034Fは1031系と区別されるる。

6連のうち、1027F〜1029Fは阪神直通対応改造を受けているが、実際は5800系やその後に登場したシリーズ21の各形式が乗り入れ運用に入ることが多く、阪神線内では見かける機会はそう多くない。

それほど特徴のある形式ではないのだが、1026Fのみは変わった経歴を持つ。
1026Fは元々4連で製造されたのだが、同じく4連で製造された1030Fから中間車を組み込み6連化され、一方で  1030Fは1252系の1270Fと改番された。このことが関係するのかしないのか、1026Fだけは6連で唯一阪神直通対応改造を受けていない。

現時点では、4連は生駒線ワンマン運用のほかに京都線や橿原線での運用が多く、6連は奈良線や阪神直通運用に充当されることが多くなっている。京都線では6連固定編成の運用が少ないため、6連車を見かけることは少ない。

1026系

変わった経歴を持ち、6連で唯一阪神乗り入れに対応していない1026F。(河内小阪駅 撮影:ムーチョ)


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