近鉄1000系電車
登場時は吊りかけ駆動だった・・・
元は吊りかけ制御の古参。現在廃車進行中のためk。(近鉄四日市駅 撮影:ムーチョ) 1000系は1972年に名古屋線用に登場した通勤型電車。 主に名古屋線・山田線・鳥羽線の普通・準急で運用され、早朝などに急行として鈴鹿線にも乗り入れる。しかし、ワンマン改造を行っていないため、湯の山線の普通では運用できない。 一部機器を廃車から流用(モーターは2200系(1976年に全廃)からの流用)しているため、製造当初は吊り掛け駆動であった。 1980年に冷房化が行われ、このときに方向幕を設置し、さらに1984年にはカルダン駆動方式に改造、その際に編成替えが行われて4連2本と3連6本になった。この時に制御方式を抵抗制御から界磁位相制御に変更している。 大阪線への新車投入による玉突きで、2007年3月までに4連の全編成が解体、その後3連1本が解体されたため、現存するのは3連5本のみだ。電算記号はT。 この電車は抑速ブレーキを搭載していないことから優先的に廃車対象となるようで、同時期に製造された2410系にB更新が実施されているのに対し、この1000系には実施されておらず、今後の通勤車の製造具合によるとさらに廃車が進行する可能性がある。 ・・・というわけで、記録はお早めに。
●基本データ
・最高速度 110km/h
・運用線区・・・・名古屋線・山田線・鳥羽線・鈴鹿線
・元運用線区…湯の山線
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