阪急8000系電車

仕様変更の嵐 

阪急8000系

額縁スタイルの始まり。(川西能勢口〜雲雀丘花屋敷 撮影:ムーチョ)

●基本データ

・最高速度・・・・・・115km/h
・運用線区・・・・・・神戸線・今津線・宝塚線・箕面線
・元運用線区・・・・神戸高速鉄道東西線(新開地〜西代)・山陽電鉄本線(西代〜須磨浦公園)

8300系は1988年に登場した通勤型電車。8連・6連・2連が製造された。前面デザインはそれまでと大きく変わり、前面窓が天地方向に拡大されて方向幕も窓内に収めたほか、前面周囲にはFRP製の額縁が配された。

8連は神戸線・宝塚線に並行して投入され、それぞれ普通から特急まで幅広く運用されている。6連はホームが6連までしか対応していない山陽電鉄への乗り入れのために投入されたが、1998年に山陽乗り入れが廃止されると中間車を追加製造して8連化された。2連は10連運転時の増結車のほか、7000系6連の併結して8連固定編成として運用される。

製造途中で仕様変更があり、8002F〜8007Fは神戸・宝塚方の2両がドア間転換クロス、車端部ロングシートのセミクロスシート配置となった(梅田の改札から遠いため比較的混雑していなかった)が、8008F以降は再び全車ロングシートに戻った。

1993年に製造された8033F以降は額縁スタイルをやめて前面デザインをくの字形に折り曲げたデザインに変え、前面の車番を助士席側窓下に移した。また、1997年に製造された8040F以降は前面車番が助士席窓内に収まって電照式となったほか、車内にLEDによる車内案内装置を設置した。

阪急8000系車番改造車

8020Fは額縁スタイルで製造されたものの、前面車番を助士席窓下に移設する改造が行われた。(上新庄駅 撮影:ムーチョ)


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