阪堺121形電車

大阪市電からの譲渡車 

121形

旧阪堺色に復元された130号が浜寺公園に静態保存されている。(浜寺公園 撮影:ムーチョ)

●基本データ
・最高速度・・・・60km/h
・元運用線区・・阪堺線・上町線・平野線

121形は1928年に大阪市電1601形として登場した電車。木造車であった101形を置き換えるために1967年に阪堺が譲受した。

161形などと同じ半鋼製車体をもっており、阪堺譲渡時に101形から台車を転用、元々履いていた台車は205形の低床化に使用された。

右後ろの扉が埋められていたり、外板の張り替え工事後であったりと車両のコンディションが良かったため、主力の一翼を担うようになり、601形に置き換えられて2000年に引退するまで第一線で活躍し続けた。また廃車後、制御装置・ブレーキなどが601形に転用されている。

現在は130号が浜寺公園内に静態保存されている。この保存車両、10年ほど青雲塗装で展示されてきたが、2010年の年末から佐野工科高校の生徒によりお色直しが行われている。

121形

これは塗装変更中の姿。(浜寺公園 撮影:ムーチョ)


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