E217系近郊型電車

209系の近郊型仕様、久里浜から成田空港まで広範囲をカバー 

E217系

E217系総武快速・横須賀線仕様。(亀戸駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ
・最高速度・・・・120km/h
・運用線区・・・・総武快速線・横須賀線・成田線・東海道本線
・元運用線区・・湘南新宿ライン

1994年に登場した近郊型電車。209系の近郊型バージョンといえる車両で、総武快速・横須賀線の113系の老朽取替えのために製造された。

このE217系は東京近辺での混雑の激しさから、近郊型電車にもかかわらず4ドアロングシートで製造され、このあと E231系やE531系へと続く、「4ドアロングシートの近郊型電車」のはしりとなった電車である。この「4ドア近郊型」と、よくある通勤型電車との違いは編成中2両にセミクロスシート車が存在することと、2階建てのグリーン車が連結されている程度で、首都圏において「通勤型」・「近郊型」という区別はもはや意味を成さなくなったといえる。

 

2006年に一部が東海道本線に転属となり、新たに湘南色のE217系も登場した。東海道線では東京〜熱海の限定運用であり、伊東線や湘南新宿ラインを経由しての東北本線・高崎線への乗り入れは行われない。

2008年からは総武快速・横須賀線用の車両に制御器更新や機器系統の二重化が行われ、この更新工事を受けた車両は帯の色が薄くなったほか、前面の帯が直線的な斜めの切れ目になっていることから容易に区別できる。

E217系更新車 

総武快速・横須賀線用の更新車。帯の色が薄くなり、切れ目が斜めで直線的になっている。(亀戸駅 撮影:ムーチョ)


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