817系近郊型電車

伝説の「水戸岡イズム」はここから始まった 

817系

817系0番台。長崎所属車は側面のロゴが赤い。(肥前大浦〜多良 撮影:ムーチョ)

●基本データ
・最高速度・・・・120km/h
・運用線区・・・・鹿児島本線・日豊本線・日南線・長崎本線・佐世保線・福北ゆたか線・宮崎空港線           

2001年に登場した近郊型電車。不評だった815系からわずか2年。電化された筑豊本線・篠栗線(現:福北ゆたか線)と、ローカル線に残る国鉄型電車の置き換えのために製造された。

基本的に全ての編成が福北ゆたか線向けに直方運輸センターに投入されている。しかし、1000番台、1100番台の製造に伴って0番台は全て長崎・熊本・鹿児島へ転属し、実質的には815系に代わるローカル線標準車両になっている。

815系の教訓を受けてか座席は再び3ドア転換クロスシートに戻され、またモケットは革製である。これは合成ではなく本革なのだが、いわゆる「理由あり品」を採用することによってコストは従来の布製モケットと同等に抑えている。

0番台、1000番台に大きな外観上の差異はないのだが、1100番台には最近のJR九州お得意のバス用大型LED 方向幕が採用されている。

813系や815系との併結も可能であり、それぞれ他形式連結の定期運用もある。

ちなみに、車体側面に描かれるロゴマークの地色は所属区によって違う。

817系1000番台

817系1000番台。直方運輸センター所属車は側面のロゴが黄色。(吉塚駅 撮影:ムーチョ)

817系2200番台

817系1100番台。例によってこの大型LED方向幕がキツすぎるアクセントになっている。(吉塚駅 撮影:ムーチョ)


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