815系近郊型電車

813系のコストダウン仕様・・・を造って見たら不評だったの巻 

815系

15年余りにわたって製造された息の長い電車。(吉塚駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ
・最高速度・・・・120km/h
・運用線区・・・・鹿児島本線・日豊本線・豊肥本線           

1999年に登場した近郊型電車で、2連26本が製造された。813系のローカル仕様という立ち位置で、鹿児島本線熊本地区と豊肥本線の熊本〜肥後大津の電化によるワンマン運転の開始、さらに日豊本線大分地区のワンマン運転の開始に伴って製造され、423系や475系の置き換え用も兼ねている。

ほとんどが近畿車輛製なのだが、写真のN026編成のみJR九州小倉工場で製造されている。

車内はロングシートとされたのだが、これがこの形式の一番の欠点で、利用客からはこれに対するクレームが出たそうだ。まぁ、いくら新車だとはいえ急行型だったのがオールロングシートになると「う〜ん」という気持ちも分からなくもない。

そういうわけで、ローカル線への新車投入は早々に後継の817系へと移行する。


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