811系近郊型電車

JR九州の礎をつくった近郊型電車 

811系

7連の列車には必ずこの811系が絡む。(吉塚駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ
・最高速度・・・・120km/h
・運用線区・・・・鹿児島本線・日豊本線・長崎本線           
・元運用線区・・・・・佐世保線

1989年に登場した近郊型電車で、4連28本が投入された。

この時期のJR各社に共通する特徴、「界磁添加励磁制御で3ドア転換クロス」の近郊型電車だ。鹿児島本線は並行する西鉄との競争から、優先的に新車が投入されてきた経緯があり、この電車もまずは鹿児島本線の門司港〜荒尾の快速・普通列車に投入される。

その後、あまり間を置かずに後継の813系が投入されるものの、脇に追いやられることもなく今でも第一線で活躍している。813系との併結も可能で、混結列車も別に珍しいこともなく、いたるkところで目にすることができる。

813系は全て3連で製造されたため、7連の列車は811系・813系の混結でしか組成できない。

余談だが、各車両の車端部座席裏(ドアのすぐ横)にゴミ箱が埋め込まれており、博多駅などでは折り返しのたびに作業員が乗ってきてごみ袋を取り替えていく。デッキレスの近郊型電車の車内にゴミ箱を設置した例はこれだけではないだろうか。

811系グリーンランド塗装

三井グリーンランド塗装。(吉塚駅 撮影:ムーチョ)


・国鉄・JR近郊型電車トップページ
・鉄道車両図鑑トップページ    
・Hanwa Network Stationトップページ

inserted by FC2 system