521系近郊型電車

223系ベースの北陸の新星 

321系

車体は223系5000番台をベースにしている。(近江塩津駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ
・最高速度 120km/h
・運用線区・・・・北陸本線【富山〜米原】・湖西線【近江塩津〜近江今津】
・元運用線区・・小浜線

★1次車

2006年に登場した近郊型電車。北陸本線・湖西線の長浜・永原〜敦賀の直流電化に合わせて、419系の置き換えを目的に滋賀県・福井県の公費負担で製造された。(俗に言う「お布施」)

これで一部の419系は廃止となったものの、419系はじめ老朽国鉄車はそのほとんどが残存したうえ、導入の経緯から福井以南での限定運用となっている。ただ、521系の運用は敦賀以南がほとんどであり、ここは直流区間であるため、この521系の効果には正直疑問を呈さざるを得ない。

3ドア変則セミクロスシートで、扉間は転換クロスシート、車端部はロングシートだ。また、各車に運賃箱と整理券発行器を備え、ワンマン運転に対応している。

投入からしばらくは湖西線近江今津以北と北陸本線米原〜福井で運用されていたが、これら2線区ではいずれもワンマン運転は行わず、ワンマン設備は無用の長物と化していた。しかし、2009年には125系に混じって小浜線での運用を開始。ここでようやくワンマン設備が日の目を見ることになったが、2010年3月の改正で小浜線の定期運用は終了し、再びワンマン設備はお蔵入りとなった。稀に運用上の都合のためか125系の代走を務めることもあるがその際はツーマンとなる。

★2次車・3次車

2009年にはJRもさすがに本気で国鉄型を置き換えないとやばいと思ったのか、完全自己負担で521系2次車20両を製造、2010年3月改正にてデビューとなった。(続き記述中)

●走行音

・クモハ521-3(普通 敦賀行き) 木ノ本〜余呉 (4min00sec 3.8MB) ※三菱製制御器搭載車 
…車掌の放送を聞いていると、北陸本線の特急誘導っぷりを窺い知ることができます。しかし、100km/hも出さないような走りでして、どうも持て余してる感がしますね。


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