457・475系近郊型電車

由緒正しき国鉄急行型電車は消滅の危機 

475系

その車齢を考えれば奇跡的ともいえる存在。(富山駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ
・最高速度・・・・110km/h
・運用線区・・・・北陸本線           
・元運用線区・・・・・富山港線・湖西線

1967年に登場した急行型電車。当時は北陸本線を中心に急行列車として北へ南へと走り回っていたが、急行列車の衰退と共に北陸地区の普通列車として地味な運用に就くようになった。

全国各地の同系列の電車たちは置き換えが進行し、2009年には同じく国鉄交直流急行型の牙城だった仙台地区でも引退、九州地区でも2010年に入って最後の車両の解体が行われるなど、現役バリバリなのは全国でもここだけだ。

仙台地区から引退した車両はその後、鉄道博物館に展示されたため、地元紙に「他の地域では博物館に展示されている電車が現役で活躍しているのはここだけだ」とこの475系をネタに町興しを計画したこともある。

デビュー年からすればこの電車より古い電車はまだまだいるのだが、最盛期に相当酷使されていたことを考えると老朽化は待ったなしの段階まで進んでおり、早急な置き換えが望まれる。

2014年には北陸新幹線が金沢まで開業し、並行区間は第3セクターへ移行されることとなっており、その絡みもあるのかないのか、2009年にようやく後継の521系が増備され、置き換えが開始となった。ただ、いつものごとくトントン新車が入ってくるわけではなく、置き換えは新幹線開業より速いか遅いか微妙なラインだ。

475系国鉄急行色

2編成は往時の国鉄急行色に復元されている。(糸魚川駅 撮影:ムーチョ)

●走行音

・クモハ457-16(普通 直江津行き) 谷浜〜直江津 (8min36sec 3.1MB)
…車内煩いです。申し訳ありません。すごくいい走りなんですが、ものすごい音です。419系よりはマシですがw


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