303系通勤型電車

JR九州初の直流通勤型電車 

303系

ベースは815系。増発対応であり、今の所103系置き換えを行う予定はない。(祇園駅 撮影:ムーチョ)

●基本データ
・最高速度 110km/h
・運用線区・・・・筑肥線・福岡市営地下鉄空港線

1999年に筑肥線オ増発に対応するために製造された。そのため、103系を置き換える目的はなく、製造は6連3本にとどまっている。筑肥線は福岡市営地下鉄に乗り入れる関係上、九州で唯一の直流電化線区であり、これ以上の303系増備の予定はない。車体や内装は同時期に製造された815系と同等である。

ATOを装備しており、地下鉄線内ではワンマン運転を行っているが、筑肥線筑前前原以西で行われているJRのワンマン運転には対応していない。

日中の福岡空港〜西唐津の直通列車は分割併合を伴うために103系の限定運用であり、303系は基本的に福岡空港〜筑前前原で運用されている。

また、土休日に運転される快速には6両の列車もあるが、これらにも全て103系が充当されるため、せっかくの新車なのに今ひとつ主役になりきれていない中途半端な電車だ。


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