255系特急型電車

中途半端な感じに終わってしまった房総特急 

255系

183系を淘汰することもできずなんとも中途半端に終わった車両。(東京駅 撮影:大ヒネ103系)

●基本データ
・最高速度・・・・130km/h
・運用線区・・・・京葉線・総武本線・内房線・外房線
・元運用線区・・成田線・鹿島線

1993年に登場した特急型電車。183系の淘汰を目的に、京葉線・内房線経由で東京と房総方面を結ぶ特急「さざなみ」、京葉線・外房線経由で東京と房総方面を結ぶ特急「わかしお」に投入された。当時は255系使用列車はそれぞれ「ビューさざなみ」・「ビューわかしお」として区別されていた。

製造は9連5本で終了してしまい、183系の本格淘汰はE257系の増備によるものとなる。また、E257系の投入によって「さざなみ」「わかしお」での運用は減少、現在は主に東京〜銚子を総武本線経由で結ぶ「しおさい」に充当されている。

JR東日本の特急車両として初めてインバーター制御を採用し、主制御器は901系B編成(→209系910番代、2009年に廃車)と同じものが使用されたほか、253系以降続くJR東日本特急車共通の車体断面を採用している。

2005年改正以降、列車愛称の「ビュー」の部分が外れ、通常の「さざなみ」・「わかしお」として運転されている。乗車時に255系かE257系かを区別する方法としては、グリーン車の有無(255系には有り、E257系には無い)や両数(255系は9両、E257系は5両または10両)がある。


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