251系特急型電車

お高くとまった「踊り子」

251系

251系の運用される「スーパービュー踊り子」は未だに特別扱いされている。(東京駅 撮影:大ヒネ103系)

●基本データ
・最高速度・・・・120km/h
・運用線区・・・・東海道本線・伊東線・湘南新宿ライン・伊豆急行線

1990年に登場した特急型電車。10連4本が在籍しており、主に東京〜伊豆急下田で運転される「スーパービュー踊り子」に充当されるほか、ラッシュ時にはホームライナーとして新宿に入線する。

東京〜伊豆方面の特急としては、伊豆急は臨時特急として2100系を使用した「リゾート踊り子」を運転していたのに対し、JRは悪評高い185系を特急「踊り子」として使用していた。その格差を埋めるべく、バブル経済の勢いに乗ってリゾート色の濃い内外装で登場したのがこの251系だ。

両先頭車が2階建て、他はハイデッカーとして眺望の向上がなされ、運転席直後の席は展望席とされたほか、東京方先頭車の階下席はプレイルームとして遊具が置かれ、家族連れ対策もとられた。

特急料金も185系使用の「踊り子」が比較的安価なB特急料金であるのに対し、251系使用の「スーパービュー踊り子」は全く同区間を走るにもかかわらず高価なA特急料金とされた。

2002年からリニューアル工事が行われ、塗装をグレーから下半分をエメラルドグリーンに変更、また車内も座席の交換などが行われ、2004年に完了した。

足回りは651系に続いて手堅く界磁添加励磁制御とされ、主電動機は211系や205系と同じものが採用された。また、伊東線や伊豆急行線内の急勾配区間の走行に備えて抑速ブレーキを搭載する。


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